仕事ができないメモ魔
- realna
- 2024年6月6日
- 読了時間: 3分

今日は、思い当たる方には少し耳のイタイお話しをします。
新しい仕事や複雑な手順を教えてもらうとき、
真面目なみなさんですからきっと“メモ”を取っていると思います。
その際、メモを取ること”が目的になっていませんか?
あくまでも“メモ”は理解を助けるための手段で、
仕事を自己完結させるために手順等を確認するものです。
メモをキレイにまとめることが仕事ではありません。
仕事を教えてもらっている時に、メモを取ることに必死になっていませんか?
百聞は一見に如かず。
実演を見ていないと、メモを見ても結局分からないという本末転倒に。
メモに依存せず、その場で理解するに越したことはありません。
一言一句聞き逃したくないのであれば、ICレコーダーを回しておけばOK。
言われたことをただ書き取る「お勉強メモ」は、義務教育で卒業しましょう。
少し厳しい言い方をしましたが……。
“お勉強メモ魔”はマジメで頑張り屋、何事にも一生懸命で手を抜かず、
やる気も向上心もある……という方に多いんです。
どれも仕事をする上で欠かせない重要な資質ですよね。
だからこそ、1日も早く“メモ魔”から脱却し、
本来の資質を活かして活躍してほしいのです。
メモ魔になる背景として
「ミスをしたくない!なるべく怒られたくない!」という心理があげられます。
そして向上心が高いため
「少しでも早く一人前になりたい」「先輩と並んで活躍したい」
という理想が先行しているのも要因のひとつです。
思い当たるふしはありませんか? そもそも、最初から仕事が出来るワケがありません。
手順を覚えたところで出来ません。
本当に仕事が身に付くのは、何度も“実践”を繰り返した後です。
そしてそのことは、指導する先輩が一番分かっています。
それまでは一人前に仕事など出来るようにならないということを、
自身に教えてあげましょう。
“メモ”をすることは本来悪いことではありません。
ではどうすれば良いのか。
何かを教えてもらうときに、受け身の姿勢をやめることです。
基本的に学びを定着させるためには、以下の流れが効果的と言われています。
▽先輩がやってみせる
▽先輩が口頭で説明する
▽後輩がやってみる
★必要があればメモをする
実際に自分が実演できたり・口頭で復唱ができた場合、メモは不要です。
身体で覚えたことはしっかりと定着し、応用が利きます。
せっかく時間を取って仕事を教えてもらうのですから、仕事に活かせる“メモ”を心掛けましょう。
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